第二五五稿(これはパイプではない、喫煙銘柄2017年上半期まとめ)
・第二四〇稿(これはパイプではない、喫煙銘柄2016年下半期まとめ)
一年半が過ぎて本人はだいぶん慣れてきたようにも思います。
仏国の喫煙事情は、ニュートラルパッケージの導入以外には特に変わりなく、

こういうの。これはフィリップ・モリスだが、他のも全部同じ。
これはこれでミリタリー調で良い、という人もいるだろう。
ちなみに売り上げは特に減ってはいないようだ。むしろ微増してるとルモンドあたりが言っていた。
葉自体の通販が禁止されていることもそのままです。
つまり各国に展開されている多種多様の煙草にまるでアクセスすることができず、
それは好奇心や日々の小さな喜びを大きく減じさせるわけですが、
逆に同じものをひたすら吸い続けるベテランの渋みには早く到達できるような気もします。
が、それが何になるの?と自問してみるのも良いでしょう。
ときに2040年以降、ガソリン車の販売を辞めさせるようなことを仏政府は言っています。
同じようなことを今度は英政府も言い出しました。
環境保護問題は色々と胡散臭い面が多く、またよりによって(現在の中東問題に大きな責任をもつ)この二国が
揃ってこんなことを言いだす時点で、(石油がらみの問題なのだし)個人的には嫌な予感しか持ちませんが
内燃機関を愛する私としてはただ、
自らの年齢に鑑みてなんとか逃げ切れるのかな、とぼんやり思ったりする。
いま青春真っ盛り、車やバイクが楽しくて仕方ない、という若者はどうするのだろう。
人々のメンタリティを語るならば、ものすごく大雑把に言えば世界の人々はてんでバラバラで
一斉に禁煙したりガソリンを止めたりはなかなかしないのだけれど、
(もちろんガソリンの事はまだまだ未確定だ)
国としては国権でぎゅっと締め付けるのはやる時はやる感じで結構こわい。
そもそも権力が民衆から大きく乖離している国の方が多いのではないだろうか。
人権的にはましのはずのEUにしても税金も高いし、実はなかなか野蛮な文明のまま、という感じがします。
「文明が野蛮である」、というベタな撞着語法にたどり着いたところで
これもいつか消えゆくかもしれないスモーキングの「自然な文化」の有終の美をじわじわと飾ることにしましょうか。
【睦月】


SG、ベストブラウンフレイク*2:
完全に常用になってきたので二つ買う。よくパイプスモーカーがどんどん積んでいく、と言うのがわかってくる。
残り一箱になるともう落ち着かないの心。
SG、セント・ジェームズフレイク:
ぺリック混じりの(私的には)酔う事が多くて敬遠していたもの。久しぶりに喫えばそうでもないような?酸味。
ASHTON、ギルティ・プレジャー(開封):
昨年末に購入して開けてなかったもの。いわゆる着香、アニス系の香りが強め。
Vaとバーレー、香りはヴァニラ/マンゴー/エキゾチックシトラスとある。
実は半年後の今でもまだ残っている。名称は文句なしに素晴らしい。
無粋な警告文シールのせいでよく見えないが、ラベルの絵柄がこの煙草のコンセプトを物語る。
つまりデート用と考えて良いのかも知れない。それがなくならないのは悲しいが現実。
【如月】

SG、ベストブラウンフレイク:
残り一箱になると買う。
SG、チョコレートフレイク:
軽い気分転換にと。僅かにラタキアが香る。この箱は半年ほどなくならなかった。
Dunhill、フレイク:
ダンヒルのエステートパイプを入手したので買う。気分的な問題。多少高いので普段はあまり買わない感じ。
貰えるなら喜んで貰う感じ。箱が小さくて良い感じ。
外に持ち歩くならこれかも。
【彌生】


SG、ベストブラウンフレイク*3:
残り二箱位になると買う。
SG、フルヴァージニアフレイク:
それよりもすこし少ない頻度で買う。
Dunhill、エリザベシアンミックスチャー:
いわゆるVaPerのダンヒル。SGのセント・ジェームズと比べると酸味よりも僅かに苦辛いスパイス感がある。
「胡椒」を感じるとのレビューが散見されるが、ズバリではなくぺリックのスパイス感を指してると個人的には思う。
【卯月】


SG、BBF2FVF:
もう何もいうことはない。
Dunhil、三年熟成ヴァージニア:
ヴァージニアでそしてダンヒル。
オリエントが等の記述も見かけましたが、あまりよくわかりません。
次はロイヤルヨットを買うでしょう。
【皐月】

SG、例のヤツ
ダヴィドフ、フレイクメダリオンズ:
目玉風に巻いてある煙草。写真は失念。
VaPerで巻の中心にブラックキャベンディッシュとあった。ダンヒルのエリザベシアンにも近い感じ。
あるいはそれより若干柔らかな印象も。中心部の味が薄いからか。
目玉巻は詰めやすくて良い感じ。もう少し安価なら普段買ってもいいの感じ。
【水無月】


アンフォラ:
久しぶりに購入。すぐ消費、しばらくは買わないだろう。懐が寂しくなったら買うだろう。
SG、BBFVF:
もう一緒くたに表記する。
ASHTON、ゴールドラッシュ:
アシュトンのVa、かすかにレモンと蜂蜜でアクセントとある。普通に良し。はちみつレモンは気分。

例によって駆け足かつかなり浅い個人的感想のみですが、前回と比べるとスレた感じが否めません。
購入量も少ないですし、ヴァリエーションも然りです。
煙草の選択肢が少ないから諦めてグレ始めたのか。それでも入手できるものの一部しか試してないのも事実です。
むしろ人格的な問題かも知れません。
ラタキアものをほとんど吸わなくなりましたが、実は7月に入って久しぶりに二缶程購入。
なかなか旨いですが、家人にはやはり不評です。
彼女は文句は言わないのだけれど、黙って窓を開けられたりするのはちょっと怖い。
着香ものもほとんどやらず、ヴァージニア系が基本好きなようです。
いくつか試しましたがこれまた大雑把に言えばどれも好みです。
ヴァージニアだけでもいいのですが、ペリク混じりが亜種としてアクセントになるようです。
つまり時々欲しくなる。
Va系ではBBFを一番嗜んでますが、比較的低価格で私にとっては鉄板になってます。
甘さの中の僅かな青臭さが飽きさせない気がします。
これを基本にして、たまにもっと高価だったりレアだったりするものを
回せれば今のところは言うことはないようです。
パイプ自体は増えてませんし、一本売却さえしてしまったので(9mmフィルターのファウエン)
目下僅か五本で回していますが(ダンヒル*3、カステロ1、ラナトラ1)
毎日数ボウルずつ頂いているのには変わりなく、良くも悪くもニュースはなくなってきました。
オイルキュアリングが云々と言い出した以上、もう少し探求を続けるべくアシュトンを一つ得ようと思っていたのですが、気に入った色がなかなか見つからず頓挫している。
それで同じ煙草を結構ひたすらに吸って思うのは、(味に関しては、また持っている範囲では)私はパイプ毎の有意の差を認めませんが、それすらも(逆)バイアスがかかってそう思ってる可能性を否定しません。
思いこみこそが私達である、と平気で言えるようになってきた程には私達の科学は進歩してきましたので
どちらも正しく、実際それで良いのだと思います。
木も葉っぱも色々試せる環境になれば、それもまた大いに愉しくやっていくことでしょう。
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