第二五四稿(GSX-R1100塗装、電動HVLP・電動スプレーガン、あるいは赤の悲しみ) - スポンサー広告塗装

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第二五四稿(GSX-R1100塗装、電動HVLP・電動スプレーガン、あるいは赤の悲しみ)

被追突事故でお尻を失って早三年半ほどたつ我二号機でありますが、ついに重い腰を上げて補修にとりかかりました。

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その間に色々と禅問答した経緯は次の通り:

1. すぐに直したいので地元のスズキにペイントの依頼をする。
2. 数か月たっても音沙汰ナシ → 連絡すると良いペインターがいない、今後も予定はないとのこと。
3. ペインターやアトリエは探せばなくはないが、あまりない。値段も高いし、時間もかかる。そもそも車の傷や凹みをいちいち直さない国民性なのだ。
4. 黒と白なら缶スプレーで自分で塗れるが、赤は色が合わないので無理。
5. それにどうせならシングルシートにしたい。

6. もともとお尻がでかいのが格好悪くも味の初期型だけど、なきゃないで
7. 走るのには困らないし、左右振り分けバッグを良く使うのでむしろ便利。

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よって放置になり、そしてついに三年が経過。
この頃は二人乗りもあまりしないのもあるし、そろそろいっそシングルシート化するか。

8. エアーテックのカウルを色々物色。トルネードレプリカもいいし、モリワキ型も捨てがたい。
9. でもタンデムすることもあるので、すぐに戻せないと困る。
10. ならやはり750Rのレプリカシングルシートか?
11. でもシート自体は廃盤だ。ノーマルシートの余りがあるのでぶった切って使えないだろうか?
12. しかし塗装はどっちにしろ赤が要る。いずれにしてもややこしい。

と逡巡していたとある時、レーサーのお尻に蛍光色が塗ってあるのを見る。
そう言えば、ルマンの赤に蛍光オレンジとか純正で塗ってあった。懐かしのカッコよさが脳裏でよみがえる。

DSCN4076.jpgBlue Moto Guzzi 850 Le Mans pic2

14. 黒白だけだと間抜けだが、そこに蛍光オレンジ入れて誤魔化せないだろうか?
15. ならとりあえずシングル化などややこしいのは一旦忘れ、塗装してみやう。
15. かつ余白はレタリングを施してカッコつける。この際、オリジナルの塗装は無視しよう。

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ところで、マシンに文字が書いてあるとなぜか格好いい病に罹患してる男子は多い気がするけれど
その理由は文化的なものなのか、それとも生得的なものなのかつい考えてしまう。
普通に考えれば、レーサーの広告などから刷り込まれるのではないかと思うのだけど、
私は子供の頃からガンプラなどで好きだった。
あれは勿論軍用機からの転用だけれど、当時ミリタリーおたく少年等であったわけではなく
むしろ軍のあれやこれやは全く知らなかったのだから、単に文化的刷り込みとも言えないのではないか?と自問している。
一種のミーム(文化遺伝子)のようなものなのかも知れない。

ともあれ、なぜかアメリカンなレタリングを施してみたのだが、
できの悪い(かつ根源的中二病を患った)スラッシュメタルバンドのロゴのようになってしまった。
案外これが私の本質なのかも知れない。

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予想に反して(当然とも言うが)、他の部分との整合性がなく
むしろそれを狙ったとは言え、まったく気に入らなかった。まったく気に入らない。

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16. 別イメージは無理。やはりオリジナル保全で行こう。
17. やっぱり赤が要る。 

結局ここに戻る。仕方がない。
プロに頼むより安ければ良いの精神で缶スプレーを買いまくる時がついにきたか。
GSX-Rのステッカーなんかもないから、マスキングは手切りでやってやる。

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18. 缶スプレーわずか4本で心が折れる。赤はやはり難しい。
19. 調色してくれるところはなくはないが、缶スプレーにはならない。
20. なら最悪刷毛塗りして、磨いてやるか。

手前味噌的ではあるけれど、このオプティミズムには我ながら感心してしまう。
本当に刷毛塗りするつもりですよこの人は。

21. そこで車の刷毛塗りの情報を探す。 → なにげにある。
22. するとそこで電動の簡易スプレーガンらしきものを発見する。

ガンで塗れれば勿論最高なのはわかっていたけれど、コンプレッサーやら設備が大変だと
思いこんでいた。(だから缶スプレーで塗っていた。)
慌てて調べてみれば、電動スプレーガン、電動HVLPなどと言って、少し前から出回っているっぽい。

※HVLP(High Volume Low Pressure)、大量の空気と低圧のスプレーガンと言ったところでしょうか。
圧が低いので大きなコンプレッサーが要らないとのことらしい。
廉価なものなら数千円くらいからある。こんなに安くて使えるのだろうか?


色々調べてみると、車用には問題外的な意見から意外と使えるまで様々の情報が出てくるけれど
缶スプレーで希望の色が入手できない以上、やってみるしかないでしょう。
もうあとには引けない。

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さっそく買ってきた。価格はなんと25ユーロ也、円にして3千円ほどだろうか。
どうもDIYの盛んなこちらでは結構メジャーなものらしく、もう少しパワーがあったり
タンクが別体になってたりとバリエーションも豊富。
私は例によってどうせならと最廉価のものを購入。
パッケージや取説の昭和感が結構すごい。
こっちのお父さん達はどうやらこれで連綿と家の壁や柵を塗り続けてきたらしいのがわかるというものだ。

粘度を調節するための容器がついてくるので
適当に薄め、あとは吹くだけ。
吐出量を調整するつまみだけがついており、スイッチはon/offのみ。
かなり原始的な感じ。

感覚としては、圧が低いので缶スプレーなどとは全然異なり、大袈裟に言うなら水道ホースをぎゅっとつぶして庭に水を撒いてるかのごとし。
それでも粘度をうまく調整し、かつ距離や動きをうまくすれば結構均一には吹けると思います。

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霧が荒いので当然ある程度ゆず肌になるわけですが、磨き前提でやるのなら全く問題ない気もします。
粘度を落としたり、リターダー(ぼかし剤、乾燥を遅らせる)を加えたりすれば、そのゆず肌自体もかなりましになるかも知れません。
今回、小さいパーツを塗るだけなので磨きも苦になりませんが、広い面積をやるのはそれなりに面倒でしょう。
メタリックや二液式のウレタン系には向かない可能性があります。

その他、
  • 騒音が結構ある。
  • 缶スプレーのようにポイ捨てできない。
  • 電源が必要。
  • 準備やら掃除とかが手間、塗料扱うのであちこち汚れる。
等のネガも。
【結論としては、希望の色が缶スプレーであるのなら、バイクの塗装くらいならばスプレーで十分だという気はします。】


ただ、色がないのですよね色が。
※調色して缶スプレーにしてくれるお店は遥か彼方の神奈川県にはあるようです。

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大がかりな機械で測定して調色してもらった結果がこれですよ。
(そもそもオートバックスでスプレー買えとなかなか引き受けてくれなかった。)
これでようやく直せると歓喜していたのに

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わたくしはとても落胆し、かなしみのあまりあくたいをついていたら、


友人には

「市内で走れないバイクにそこまでするかごくろうなこった」

とバカにされ、つまには

「そんなに要求するなら日本で買えば?」

と突き放され、お店ではうるさがられそして誰も助けてくれずついにこのままハゲるのではないかと思ふ。


(続きます。)
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