第二五二稿(【スタック】油温計修理、メーターの針揺れ【アナログ】) - スポンサー広告一般整備

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第二五二稿(【スタック】油温計修理、メーターの針揺れ【アナログ】)

もう数か月ほど前の事になりますが、フランス東部のブザンソンまで往復900km程走った時の事。

第二三三稿(旅行雑感2016年9月フランシュ・コンテ地方)

油温計の針が踊りだしてしまった。
高速を走行中、ふと気づくと視界の下の方ででなにかが踊ってる。
機能的には特に問題でもないけれど、計器類がちゃんとしてないと気分が悪いし、走行中気が散るのも頂けません。
そもそも単に恰好いいから、というだけのナンパな理由でつけたアナログ油温計だから

第一九八稿(スタック油温計配線・センサー取り付けGSX-R1100)

見た目が悪くなるのはそもそもの趣旨に反するのです。
実は以前にもなっていて、その時はメーターを一度外し、でも針を抜くのが怖かったので
結局穴からシリコンオイルを吹いたりしたら直った、あるいは直ったように見えていたものです。
でも長距離走ると振動に負けるのか、結局元通りになってしまった。
走行中は振動でグラグラ揺れるし、イグニッションを切るとパタリと針が落ち、反動で数回揺れてからとまる。
つまり、針のダンパーが全く効いてない状況。

新品のスタックを買ったのに!と軽くショックを受けるわけですが、仕方がないので本腰を入れて直します。
ダンパーの原理自体は、硬めのシリコンオイルを針の根本部分に入れるだけなので後はメーターをばらすだけ。
とは言え普通メーターは非分解式なので、多少なりとも力技が要る。

DSCN7195_20170310033829784.jpg

金属のベゼルのカシメを解く。
ひたすら細いドライバー等でこじ開けるだけです。
できるだけ傷がつかないようしたいけれど、原理上無理です。
裏面で見えなければ良い、の精神でいくしかない。

DSCN7196.jpg

針を抜くのには勇気が要りますが、色々検索するとみなさんフォークを使ったりドライバー使ったり、とにかく引っ張るしかない模様。
私はデンタルフロスを巻き付けて、一気に引き抜いた。
いろいろ針の形状等良く見て、針が折れないよう、また力のかかりやすいようすると良いでしょう。
フロスならばメーター面に傷もつきません。
また、抜く前に位置をマーキングしておかねばなりません。

DSCN7198_20170310033831700.jpg

中は案外単純です。

DSCN7205.jpgDSCN7204.jpg

さらに分解するとここまでは行ける。でもこれ以上はコイルをほどかない限りは無理。
針の根本はコイルの中なので、オイルを入れようにもアクセスできない。
スピードメーター等の大径のメーターでは、ばらしていけばオイルを入れる容器まで到達できるようですが、この2インチ径の小型メーターではどうも勝手が違うようだ。これは困る。

そもそもなぜ針が踊るようになったのか?
保管中にダンパーオイルが流れ出て抜けた、というのが妥当な原因と思いますが、針の根本をまじまじと見ても抜けそうな隙間もないし、流れ出たオイルなんかも見当たらない。
ダンパーの仕組みが違うのか?もしかして電気式?とか色々悩みました。
オイルが入れられない以上、針にスポンジを貼って摩擦抵抗を与えてみたりも試してみた。
でも良い動きになりません。摩擦では針の動きが最初鈍くなるだけで、加速度がつくとやはり反動がでる。
締めすぎるとそもそも針が動かない。

(常の事ですが)悩んでいても仕方がない、ということでシリコンオイルを入れるべく穴を開けることに。
コイルをほどくのはちょっと現実的でないので、他に方法がない。
ダンパーの仕組みが違うのかも知れないけれど、まずは定石のオイルを試してみないと始まらない。

20170309_165234.jpg20170309_165356.jpg

0.3ミリという極小のドリルを回転ツールに仕込んで穴を開けてしまう。
軸受はただの樹脂なので、穴を開けるのは簡単。
最終的には0.3、0.5、0.7まで広げた。
ちなみにドリルは0.3-1.6㎜の極小セット、アリエクスプレスで200円位で手にはいります。

シリコンオイルはラジコン用の80000番、良く皆さんが使ってるキョーショーの80000番と同じ粘度なのかどうか確認しませんでしたが、用途も同じだしまあいいでしょう。
オイルと言うより、水飴のような粘度で糸を引くくらい硬いです。穴を開けずにはちょっと注入できないでしょう。
入れる時は、ドリルの先端に適量とって、それを逆回しにして内部に送り込むようにすれば入る。
注射器があればあるいは入るかも知れませんが、硬くて押せないだろうという位は硬いです。
量はわからないなりに「二滴ほど」入れてみた。

結果、



上々の動きに戻った!
極小ドリルやシリコンオイルの入手に時間がかかってなんだかんだと半年ほどかかりましたが、例によって格安の自家製修理で直って満足しました。
原因がわからずいろいろ悩む事も多い整備関係ですが、とりあえず先人のしてる事を勉強して素直にやってみろ、ということだとは思います。

※2017年4月追記:その後高速走行などもしてますが、調子は良いようです。きちんと正しい動きをしている。
万が一再発しても、既にあけてある穴からまたシリコンオイルを入れるだけなので、容易に直せるでしょう。
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