第二五〇稿(シェラック変色部の修正、ステムの研磨・修正など)
どんぐりを光らせたいと子供が思うように(あるいは近年では泥団子か)パイプを光らせたかった私は、
かつて耐熱(じゃない)クリアーを吹く等と言う暴挙に出ていましたが、その後随分大人になりました。
定石通り、カルナバワックスとシェラックを使いまずまずの効果を得ていたように思います。

スムーズの二本。
シェラックはどうも熱で動くような印象があって、剥がしてカルナバにて磨いていたのだけれど
その後これら小振りの二振りはあまり使わなくなったというのもあって
左のジャンテにはまたシェラックを塗付している。なかなか懲りない。
ところで、このたび入手したダンヒルのシェルにはもともとねっとりとした半艶があり、
それが良くて、半練り系のワックスを使ったり使わなかったりしているのだけれど

レッドバークは刻印が薄く、どうもそれを「保護」したくなった。
それで裏面の刻印部だけにシェラックを塗付するつもりが、気づいたらつい全面に。
どうも塗りとか塗付とか吹きとか噴射とかは、やりすぎてしまうきらいがあるらしい。
このあたりはもっと大人にならないと、なかなかセーブできないのだと思う。
逆に言えば、「抑制の美学」とでも言うべき概念が各分野で通の世界には存在するのもむべなるかなと思うところ。
ブラスト面にはある程度適当にシェラックを塗っても、ほどほどの艶にてなかなかうまく仕上がるので
それはそれで良かったのだけれども、


どうもボウルの底が薄いのか、熱で変色してしまう。
上の写真はそれが気に喰わず、剥がしかけてる最中の様子です。
調子に乗って厚塗りしすぎた故、剥がすとかなり派手に段差ができてしまう。
ボウル底のブラスト部円周に渡って黄土色に変色しているのがまだ残ってるのが見える。
ウコン色でどうも美しくない。
この変色がシェラックの質等による個別のケースなのかどうか、
それとも実は良くあることでも、レッドバークのような色でなければ目立たないのか、
よくわかりませんがいずれにして汚らしい。
全体を剥がすのは手間がかかるので、あくまで部分修理を目指します。
変色している部分をアルコールを含ませた筆で掃除し、剥がした部分のみ再度シェラックを塗付。


それなりに手間暇かけてますが、まずまず復旧した。
剥がしてない部分と同じほどの厚みになるまで塗り重ねるだけです。
F/Tの刻印の右に僅かに段差が残ってますが、本人的には肉眼で気にならない程度にはなった。
この後さらに、2000番のペーパ―で段差を均します。
その他、比較的深い歯形のあったマウスピース、


ここまで消すのにはかなり削ってます。リップにかかる左側の深い傷は、埋めないとこれ以上は難しそう。
中央の窪みは完全に消し去りましたが、面自体をある程度再構築しないといけないので
広く浅く、時間をかけ形をみながら研磨することに。
削り過ぎると後戻りができませんから、私は1000、1500、2000番等で削ります。
またペーパ―の裏には、(指ではなく)固くて平らなものをあてて研磨しないと、平面がでません。
指だとどうしても凹んだ部分にもペーパ―をかけてしまうことになるので、いつまでたっても傷が消えにくい。
その他、多少ステムルーズだったりと73年のレッドバークは一番手間がかかりました。
ボウル底の変色に関しては、とりあえず網を入れて対処してます。
ボウルが大きいので入れやすいし、特に不都合はない印象。底のシェラックも無事です。
少なくとも不意に燃え滓に攻撃されることはないし、煙道がつまる恐れもないのは快適です。
また場合によっては、我が家にも猫がいるので砂で実験してみるのも面白いのかも知れません。
かつて耐熱(じゃない)クリアーを吹く等と言う暴挙に出ていましたが、その後随分大人になりました。
定石通り、カルナバワックスとシェラックを使いまずまずの効果を得ていたように思います。

スムーズの二本。
シェラックはどうも熱で動くような印象があって、剥がしてカルナバにて磨いていたのだけれど
その後これら小振りの二振りはあまり使わなくなったというのもあって
左のジャンテにはまたシェラックを塗付している。なかなか懲りない。
ところで、このたび入手したダンヒルのシェルにはもともとねっとりとした半艶があり、
それが良くて、半練り系のワックスを使ったり使わなかったりしているのだけれど

レッドバークは刻印が薄く、どうもそれを「保護」したくなった。
それで裏面の刻印部だけにシェラックを塗付するつもりが、気づいたらつい全面に。
どうも塗りとか塗付とか吹きとか噴射とかは、やりすぎてしまうきらいがあるらしい。
このあたりはもっと大人にならないと、なかなかセーブできないのだと思う。
逆に言えば、「抑制の美学」とでも言うべき概念が各分野で通の世界には存在するのもむべなるかなと思うところ。
ブラスト面にはある程度適当にシェラックを塗っても、ほどほどの艶にてなかなかうまく仕上がるので
それはそれで良かったのだけれども、


どうもボウルの底が薄いのか、熱で変色してしまう。
上の写真はそれが気に喰わず、剥がしかけてる最中の様子です。
調子に乗って厚塗りしすぎた故、剥がすとかなり派手に段差ができてしまう。
ボウル底のブラスト部円周に渡って黄土色に変色しているのがまだ残ってるのが見える。
ウコン色でどうも美しくない。
この変色がシェラックの質等による個別のケースなのかどうか、
それとも実は良くあることでも、レッドバークのような色でなければ目立たないのか、
よくわかりませんがいずれにして汚らしい。
全体を剥がすのは手間がかかるので、あくまで部分修理を目指します。
変色している部分をアルコールを含ませた筆で掃除し、剥がした部分のみ再度シェラックを塗付。


それなりに手間暇かけてますが、まずまず復旧した。
剥がしてない部分と同じほどの厚みになるまで塗り重ねるだけです。
F/Tの刻印の右に僅かに段差が残ってますが、本人的には肉眼で気にならない程度にはなった。
この後さらに、2000番のペーパ―で段差を均します。
その他、比較的深い歯形のあったマウスピース、


ここまで消すのにはかなり削ってます。リップにかかる左側の深い傷は、埋めないとこれ以上は難しそう。
中央の窪みは完全に消し去りましたが、面自体をある程度再構築しないといけないので
広く浅く、時間をかけ形をみながら研磨することに。
削り過ぎると後戻りができませんから、私は1000、1500、2000番等で削ります。
またペーパ―の裏には、(指ではなく)固くて平らなものをあてて研磨しないと、平面がでません。
指だとどうしても凹んだ部分にもペーパ―をかけてしまうことになるので、いつまでたっても傷が消えにくい。
その他、多少ステムルーズだったりと73年のレッドバークは一番手間がかかりました。
ボウル底の変色に関しては、とりあえず網を入れて対処してます。
ボウルが大きいので入れやすいし、特に不都合はない印象。底のシェラックも無事です。
少なくとも不意に燃え滓に攻撃されることはないし、煙道がつまる恐れもないのは快適です。
また場合によっては、我が家にも猫がいるので砂で実験してみるのも面白いのかも知れません。
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