2016年九月も半ばを過ぎましたが相変わらず(精神的に)忙しくなかなか更新なりません。
発表が続けて二件あるのに加え、地理的な移動が控えていて諸手配が煩わしいのです。
思えばなんでもそうですが、ルーチン化しないと効率は悪い一方です。
つまり右に左に移動しつつ、あれをやったりこれをやったりしても、なかなか大きな事はできません。
一つ所に拠点を構え、材料を手元に置き、作業や思考に勤しまねばなかなか立派な事にはならない。
でもそれはそれで私には何となくつまらなく思えてしまう。
間違いなのだと思います。
いつまでも自由にふらついていたい等とバカな夢を見ているから、考え誤るのでしょう。
それはさておき、九月の発表のために400㎞程離れた都市に行かねばなりません。
私は鉄道にはとんと興味がないので、TGVなどには乗りたくありません。
だからこれは幸いとばかりにGSX-Rで行くのです。
思えば20年程も前ならば、400とか500㎞の移動なんてまさに「夏休みのツーリング!」と言った趣きで
胸躍る大冒険であったような記憶がありますが、大人になって嫌なのは
そんな初々しさなんてちっともなくなってしまう。
そのわりに400km先で開かれる学会に28年前のバイクで行くのは大人と言えるのかどうか。
自分でもよくわからない。エンコしないことを願うばかりではある。
とにかく今回は洒落た旅行なぞでは決してないので、いやむしろ気が重いくらいなので
胸は躍らない。それでも電車に乗っていくよりは1000000000倍いいだろうと思う。
幸い天気も良さそうだし、少なくとも終わって帰り道は楽しめるだろう。
往路は高速で、帰りは下道で行くのだ。心は少しは晴れるだろう。

久しぶりの長距離なので(中かも)、ブレーキフルードを替えておきます。
そんなに古くないはずですが、少しタッチが緩い気がするので。
多少はエアを噛んでるのではなかろうか。
普通のDOT4を使用します。銘柄はフェロード。


少し色が濃いかな、という程度。確か一年ちょいの熟成。
外からではよくわかりませんね。

結構気泡出てきたけれど、ネジから吸ってるのかも知れない。


これで新品。あまり変わりませんね。
ブレーキですがもう少し硬いタッチが欲しいので、いずれバンジョーを排してラインを新調する予定。
時間と懐に余裕ができたらアタックします。
それからプラグの交換。
これは実は2014年、二代目に乗り替える際にプラグをわざと交換しなかった。
理由は単純に、替えた際の変化をみたかったから。
変化をみる、等と言うとなにやら高尚ですが、そうではなく
単にけちりつつ替えた時の小さな喜びを感じたかった。
二代目になってから意外と距離を走らず、それもあって伸び伸びになっていた。


新品のプラグ。JR9B、ネジ径12㎜、プラグレンチは18㎜。
いわゆる油冷エンジンにはそれなりに薄くかつ深いレンチが必要です。
左がデフォルトのギャップ、0.7㎜でしょう。
右が1.3㎜に拡げた後。
ギャップを拡げるのは、V-UP16をつけて電圧を上げているからです。
そうでなければ1.3㎜では、まともに火花は散らないと思います。


ついに外した4番シリンダーのプラグ。
多少焼け過ぎの気もしますが、それよりむしろ疲れ過ぎではないかと。
電極が減っている感じがする。
もともとついていたので何キロ走ったのか
わからないプラグです。
少なくとも私は10.000㎞は走ってるので、大幅に使い過ぎました。
下図はNGKさんから。

昔は良くキツネ色と言われてましたが、4ストの場合は白~灰色で良いようです。
少なくともカブってはないですね。他の三本は似たようなもののもう少し状態は良かった。
気温が下がってきたので、でかける前に多少パイロットスクリューを開けておこうと思います。
つまり少し濃い目に。
交換後エンジンかけてみましたが、さすがにアイドリングから滑らかさが違う。
もっともプラグ交換で変化を感じるようなら、遅すぎる、ということです。
(普通は)もっと早期に交換してくださいませ。
さて来週往復1.000キロ弱走って様子を見てみましょう。
(気は重くとも)(なにげに)楽しみではある。バイクで良かった。
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