第一八一稿(パイプ事始め二) - スポンサー広告これはバイク(パイプ)ではない。

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第一八一稿(パイプ事始め二)

Je te laisse ma femme, ma pipe.....t´auras soin de ma pipe!. Gavarni
に私の妻とパイプを遺そう…パイプの面倒をよく見てくれよ!
ヴァルニ


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先日のこと。パレ・ロワイヤルの回廊に

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こんなお店が。その名もオリエンタル。正確には「オリエント風に」。
ちなみにオリエントとは東を意味しますが、欧州人にとってこの語は東洋を示しません。
中東までです。いわゆるアラビアンナイトの世界がオリエンタル。
語の雰囲気が好みだった私はそれを知った時軽くショックを受けたもの。
人は自分を中心にしか物事を見ないし、遠すぎると見もしない、の一例。もちろん私もその例に漏れない。

でも問題はそんなことではなく―

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なんだこの無茶苦茶なごった煮の雑多なカオス感は。
もっとシックなお店もあるはずですが、ここはこれで有名なお店であり
場所も都心の一等地なのだから、もうそういうものなのだと思うしかない。
本当はパイプを見にいったのですが、時間が押していたのもあり、でもむしろ
この雰囲気に圧倒されてついに入らず終いだった。
と言うか、初心者の私には正直何が何だかわからず困るだろうな、と思ったのが実のところ。

いずれリベンジしたい、したいけれど、やっぱり困惑するだけのような気もする。
うっかりアラブの市場に紛れ込んでしまったような気持ちになれそうだ。

パイプとは火種を掌中にするものだから、文字通り火遊びなのであり
そこであたかも火遊びを覚え始めてつい夢中になってしまう青年のごとく邁進している次第です。
思うに、キャンプ用品でもコンロとかバーナーとか好きな人って多いと思いますし
火はやはり人の文明そのものでもあるわけだから
わけもなく惹かれてしまう、と言えばそれも外れてはいないと思う。
私は以前アセチレンランプをどこぞの古物商で見つけてきてキャンプで使おう、と
張り切っていましたが、今だその機会に恵まれないのです。

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手塚ファンでなくとも漫画の古典を知るならば当然知っている。
でもこれは本当のアセチレンランプ。
面白いのは当時の自転車用ということ。昔は車のヘッドライトもアセチレンランプだったのです。
進行方向がわかるように左右に赤・緑のレンズが入ってるのがいとおかし。
今でも船舶ではそうですよね。つまり前方を横切る対象が左右のどちらに向かっているかわかる。
もちろん現代のスピードでは車両には必要ない。


パイプの使い方ですが、探せば沢山情報がでてきます。
世界のものが多い気がしますが動画なども数多くあります。
かつてテレビが普及してきた時、垂れ流しの情報ばかりで人はバカになる、と批判されたものですが
インターネットは逆に見たいものしか見なく結局人はバカのまま、という考察もある。
確かにその通りかな、とつくづく思う時もあります。
なんでもあるようで、実は色んな分野に気づかずにいてしまう。
とまれ、普通はまあそんなものかなとも。

それはさておき、使い方などは本当に有益な情報が沢山あるので
私が特にしゃしゃり出ることはないのですが、単に初期の記録として記しておきます。
あくまで一個人の付け焼刃の情報収集の結果にすぎませんし、いずれ個別に扱うつもり。

パイプ

初心者にはブライヤーのオーソドックスなもの、かつ小さ目のものが通常推奨されてます。
慣れないうちは焦がすから高級なものは避けろ、という意見も。
新品にはブレイクイン(慣らし)が必要。
慣らしの終わるまでは戸外で吸うな、とのアドバイスも目にしました。やはりオーバーヒート対策でしょう。
フィルターの有無、種類がある。9㎜、6㎜、メタルフィルター(やに止め)。フィルター無しを好む通が多い印象。

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メタルフィルター。
掃除用のモールがこれより先には入らないので、取り外してしまえば掃除は楽になるかも知れない。


吸い口の素材にはエボナイトかアクリルが通常。アクリルの方が硬くて美観が保てる。
反面、エボナイトは口に優しい。黒檀(エボニー)のような、というところから来る語です。

タンパー

たばこ押さえ。火種の保持に必要。仏語ではブール・ピップと言う。
パイプ詰め、がそのままの意味です。
最初はどう使うかよくわからない代物。

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詰めるのにも使えるけれど、指で詰める人もいるし色々テクニックもある。
本来は燃えていくうちに火種と葉の間に空洞ができ、いずれ消えてしまうのでそれを防ぐため火種を下に移動させるのに使う。
パイプの世界にはロングスモーキング大会と言うのがあって(それも世界中に!)
定量の葉でいかに長く吸うかを競うのです。一種のスポーツなのかも知れない。
もちろんタンパーなしには負けてしまう。
いずれにしても必要不可欠な小道具なので、洒落たものがいずれ欲しくなるでしょう。

たばこ

産地や品種、処理方法などの違いで多種多様に渡ります。大まかに、

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アムステルダマーとカポラル、通称GRIS(グレイ・灰色)。

香料のつけてあるものないもの。
ブロンド(バージニア・熱風乾燥)、ブラウン(空気乾燥)、黄色(オリエント・天日乾燥)。
イギリス風ブレンドとオリエンタル風ブレンド。
ラタキアと、それ以外。

刻みの大きさの違いもあれば、フレークと言って固まってるのもある。
分類方法とは必ずしも世界共通でなかったりするので、ここではこれ以上追求しませんが、
ラタキアとは品種の名ではなく、一種の燻製のことらしい。香りが強烈、でも愛好家がいる。ベテラン向け。
通常、非ラタキアと混ぜて使う。

詰め方

とても重要。火持ちに大幅に影響します。
通常は、数回にわけて層を作るように詰めていく。初めは緩く、だんだん強くが基本らしい。
オリジナルな詰め方をたまたま発見し面白いと思ったので、次回以降紹介します。



ところで本稿最後になりますが、煙草とは世界的に何気に議論の多い分野です。
どうしても煙と匂いがでますから、キライな人も多いでしょうし
その場合、最大限の配慮をすることに吝かではありません。
が、歴史を見てみれば世の中で「普通」言われていることが180度変わってしまう、なんていう例は
枚挙に暇がないのも事実です。
もっとも地球がまだ平べったいと信じている(いたい)人たちも大勢いますし
進化論を否定する人たちもまた同様です。
それはもう個人の自由ですから、どうぞそのままでと思うばかり。

(結局)続きます。

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Comments - 4

es  

No title

こんにちは。
そういえばフランスと言えば喫煙大国でしたね。
パイプ、ぜひ一度味わってみたくなりました。

私はインドネシアにてクレテックと呼ばれる丁子たばこを好んで嗜んでいた時期がありまして、
76(現地語でトゥジュ・ウナム)という一箱6,000ルピア(70-80円?)くらいの安いフィルターレスが好みでした。

ゆっくり時間をかけて吸うのが好きでしたが、楽しむ時間を失って、今ではタバコは殆ど吸わなくなりました。
嗜好品の世界というものはどれも奥が深くて素敵ですね。

2016/01/10 (Sun) 18:15 | EDIT | REPLY |   

車輪の上  

どうもです

丁子と言えばクローヴのことですよね。とそこまでは良いものの、どんな香りだったっけ?と自問しているところです。もしかすると嗅いだことすらないかも知れません。
妻に聞いてみると「歯医者さんの匂い」とのこと。なんだそれは、と思いましたが治療に使っていたのですね。ご存じだったかも知れませんが。あとクリスマスの飾りにオレンジにプスプスと刺して使うのを見た事があります。
インドネシアはクローブの本場みたいですから、そんなたばこがあるんですねえ、それも初耳でした。麻酔効果があるとか?

とここまで書いて気になって調べてみました。(あの有名な)ガラムがその一種みたいですね。吸ったことはないのですがそれならばわかります(笑)。愛好家がいますものね。

パイプはまったく未知の領域でしたが、やはりなかなか奥深いようです。面白いですね。

2016/01/12 (Tue) 06:55 | EDIT | REPLY |   

es  

こんにちは。
仰る通りガラム(インドネシア語で塩)がメジャーブランドです。クローブをタバコに混ぜて吸うのは当初オランダ人が初めた習慣だったはずです。香辛料貿易の産物というわけですね。
インドネシアは2億市場なので、マルボロも追従して似たような味のマルボロ・クレテックを出しています。
私はガラムはあまり好みでは無かったですが、、なんというか懐かしいですね。
ちなみに、喫煙して麻酔作用を感じたことはありません(笑

2016/01/14 (Thu) 10:39 | EDIT | REPLY |   

車輪の上  

No title

ガラムは独特の香りがしますよね、愛好家が結構いると聞いたことがあります。
が、こちらでは少なくともあの香りは嗅いだことがありません。あまりメジャーではないのかも知れませんね。

そうですか、麻酔作用はないのですね(笑)。でも保存作用とかあるかも知れませんね(いやないかな)。

2016/01/15 (Fri) 04:54 | EDIT | REPLY |   

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