第一六九稿(ライダー共済と怒れる二輪乗り連盟/弱いモノ虐め) - スポンサー広告二輪夜話・パリパリ伝説(FFMC)

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第一六九稿(ライダー共済と怒れる二輪乗り連盟/弱いモノ虐め)

怒りの投稿です。

2010年、大陸にてリターンライダーする際に困ったのは保険加入でした。当初、え車検ないの?じゃ買っちゃう?とばかりに衝動買いしたGSX-R1100でしたが、さすがに保険には入らないといけない。とは言え、外国免許+古い車体+でかい排気量+リターンだから引き継げる保険履歴もなし、という四重苦によって(そもそも「二輪だから」を加えて五重苦かも)どこの保険屋にも門前払いを喰らってしまった。あちこち駆けずり回ること二週間ほど、終にはバイク屋にもいつまでも車両押さえておけないよ、と言われほとほと困っていたのですが、そんな時に知ったのがMutuelle des Motards(ライダー共済)。これは!と思いさっそく代理店へ行ったのですが、やはり書類がいくつか足りないと言われてしまった(それでも見積もりは出してくれた)。

本人的には、さすがフランス、ライダー共済ぜひ入りたしと思ってたのですが、そうこうしている間に疲れてしまい、結局大手保険会社の日系の代理店の軍門に下る形になってしまった。高かったですが日本語でやり取りできるし何より楽勝で保険に入れてくれた。年間1000ユーロ以上かかりました(今のレートで13万円以上)。この代理店とは色々行き違いがあったりして良い印象が全くないのですが、それも多少特殊な「在留邦人同士の関係」的視点から読み解くことはできる。つまり同じ邦人だからとこちらは良いサービスを期待するけれど、商売でやってる方はそんなの飽き飽きしていて、自分でなんとかできないから頼ってくるんでしょ(どんどん金払いなさいよ)、と思ってるだけ。それでも事故の際には、思った以上の金額を受け取れたので、今となってはどうでも良いと思ってる。

言いたかったのは、今回五年目にしてようやく二輪共済に。本当はもっと早く鞍替えできたのかも知れないけれど、手続きが面倒なのでずるずる引きずっていた。だから前のを解約した時には古い関係をやっと清算できた、と言うような気分の良さがありました。保険料(共済だから掛金と言うべきか)は、年額で500ユーロ以下に。年度毎の割引は効いてますが、それにしても安い。と言うか今まで高く払いすぎていた。いずれにしても乗換完了。そしたら共済から冊子が送られてきた。

s-DSCN3872.jpg

オールカラーで70ページ程もあって、かつ11月号と書いてあるので月刊なのではないかと。内容も結構しっかりしているし、なにより超二輪寄りです。二輪共済なのだから当たり前と言えば当たり前。でも嬉しい。これでやっと仲間の処に帰ってこれた、というような幻想さえ抱くほどに。

表紙裏の編集後記的なものがさっそく飛ばしてる。面白い。

Pollueurs ? Pour avoir l'autorisation d'arpenter les centres urbains de nos grandes agglomérations, il va donc falloir changer de véhicule... Avec ma vieille Bonneville de 1999 et mon brave 125cm de 1996, j'ai tout faux ! Pourtant, en faisant le choix de circuler en deux-roues, j'ai bien réduit ma consommation de carburant par deux et mon temps de transport par trois. Passons donc en revue les alternatives qui s'offrent alors à nos appétits de consommateurs éco-responsables. Des moteurs alimentés aux biocarburants, accusés d'affamer la moitié de la planète par leur emprise sur les terres agricoles classiques? Des modèles hybrides, équipés de batteries lithium, jusqu'à l'extinction de cette ressource à l'horizon 2035 ? Des engins 100% électriques, donc nucléaire, à moins d'installer 1200 éoliennes géantes par département ? Ou encore des machines alimentées par panneaux photovolotaïque, dont les composants hautement toxiques sont trop souvent assemblés par des enfants asiatiques ? A force de mettre la charrue avant les boeufs, je crains qu'on ne finisse derrière ceux-ci, assis dans une carriole...

「大気汚染:汚してるって?都会を走る許可を得るのに今後は車両を替えねばならなくなる。俺の古い1999年式のボンネビルと1996年式の125㏄じゃ全然ダメだ!でも二輪を選ぶことでガソリンは1/2しか使わないし、移動時間も1/3になるんだぜ?じゃあちょっとここで、「環境に配慮する消費者」向けの新商品のことを考えてみようか。バイオガソリンエンジンはどうだろう。従来の農地の半分をかっさらうと言われてるじゃないか。2035年には採りつくしてしまうリチウムを使うハイブリッドか?100%電気の車?と言う事は…つまり原子力?あるいは少なくとも1200基は建築しないとならない風力発電で賄う電気?
じゃあ、太陽電池で走る車?でもその凄く有毒な部品はしばしばアジアの貧しい子供たちによって組み立てられてるんだぜ?
牛の前に鋤を置いて、俺たちは荷車の中で立ち往生することになるんじゃないかと思うんだが…」


あえてそれっぽい口調でテキトーに訳しましたが、ここで言われていることの真偽についての検証は別途必要でしょう。でも、こういう辛口な言い分は小気味良い。それなりに大手で知られてる共済の公式ですから、むちゃくちゃ間違ってることも言ってないとは想像します。
それでもあえて言うなら、こんな消去法でしか自らの存在を正当化しにくいのか、と思えばそれは確かにカナシイ。哀しいけれど、究極的に言うならば、そもそも内燃機関とは前世紀の遺物なので仕方ないのかも。

※昨今大気汚染が問題になってる。古い車両は締め出される方向なので私も他人事ではない。

おバカな裏表紙。

s-DSCN3873.jpg

自由を保証?確かな自由?
自由は引き受けたぜ?
子供の頃うちにJAFの冊子が来てましたが、方向性は大分違う。
素晴らしい脚線美ですな。

s-DSCN3902.jpg

中はこんな感じ。これはどこぞの二輪フェスの様子。
たぶんイギリス。
その他、以前にも紹介しましたがFFMC(怒れるフランス二輪連盟)とタイアップして行ってる
二輪講習会やら安全運転キャンペーンやら真面目な内容も盛りだくさん。
ちなみにFFMCと二輪共済は別の組織ですが、もちろんグルです。心強いですね。


長くなりましたが、ここからが本題です。

数日前、日本のニュースでこんなことがあった。先を行く車に急ブレーキをわざとかけられたバイク(多分原付)が転倒し左足骨折などの重傷。曰く、「後ろ走られ腹立った。」

このニュース自体そもそもショッキングですけれど、(普段温厚な)私の頭に血が上ったのは、この件に関する人々の反応で、車間を取らないバイクが(も)悪いというものが結構多かったこと。てめえらバイクの後ろにびったり寄せてくる車がどれだけ多いかしってんのか?と怒髪天を突き文字通り怒ってしまった。

頭を冷やすために数日置いて書いているので、もうこれ以上暴言は吐かないわけですが、それでも最低限言っておきたいことは、「車に乗っているからと言って、そうでない人より多く人を殺める可能性を持ってよい権利なんか誰にもない」と言う事です。極論すれば車間がどうとか法規がどうとか一切関係ない。他人より強い武器を持っている方が強くて良い、を認めると北斗の拳を地で生きねばならなくなる。もちろん実はそれが現実です。でもそうでなくなるように私たちは人間性と社会を進歩させてきたのです。

と同時に、人は誰でも自らの持ってる特権には簡単に無頓着になる、という事実を改めて意識しないといけませんね。自分より弱い人たちのことはいつでも考えねばなりませんが、実は難しい。気付かないからです。だからせめて、(弱い)二輪乗りは(さらに弱い)自転車や歩行者に優しくなければなりませんし、他の分野でもそれはまた同じです。そして、それに気付けるからこそ二輪乗りとはとりわけ恰好良い存在なのです。

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Comments - 2

es  

No title

仰る通りです。全く同感です。
私の近隣でも、横断歩道を渡る歩行者の前を横切るような運転をするドライバーの多いこと多いこと・・・

二輪に乗ることを体験したことのあるドライバーはもはや少数でしょうが、歩行者の立場になったことのない人間はいないはずなのですが、どうしたらそこまで鈍感になれるのか、不思議なものです。

2015/11/28 (Sat) 16:32 | EDIT | REPLY |   

車輪の上  

こんばんは

コメントをどうもありがとうです。
タンデム時に後ろから煽られると困るんですよね。ゆっくり走りたいのに。。
ハンドルを握るとちょろちょろしてる小さいのはコバエにしか見えない、と言うのはある程度システマチックに誰でもそうなるのかも知れません。とすると個人の資質云々にはあまり期待せず、システマチックに対応した方が良いのかも。歩行者道路と車道路を完全に分離するとか(無理でしょうが・・・)、免許更新時の教育ももっと徹底するとか。毎回ビデオ見ますけど、内容は甘い(優しすぎる)気が個人的にはしています。

2015/11/30 (Mon) 05:37 | EDIT | REPLY |   

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