第一六八稿(南仏ツーリングその二かつ終章) - スポンサー広告ツーリング
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第一六八稿(南仏ツーリングその二かつ終章)

前回の続きです。

第一六五稿(南仏ツーリング、半縦断-地中海からアルプス西端)

今(2015年)より遡ること三年前2012年、八月に南へ走った記録です。
マシンは初代GSX-R1100(88カラーの86)、ぼちぼち直してようやく長距離耐えられるかなどうかなという状態。
後に色々わかりますが、実際にはまだまだ本調子ではなかった。
逆に言えば、その時点で実に26歳という脂の乗り切ったお年頃かつ本調子でなくとも問題なく行って帰ってこれた。
(ニンゲンなら26はまだまだお子様です、女性は30越すと少しだけ大人で男は40越すと僅かに大人。)
丈夫ですね。

パリを発って数日かけて地中海まで達し、あとは北上してカエル。
引き続き慣れないキャンプをしながら帰りますが、二泊目からは素直にキャンプ場に頼ることにしました。
とはいえ、それも初めての経験なのですが。

2012/08/23
帰路は東側の山間を通る。いわゆるアルプスの西端にあたるあたりで、道も眺めも素晴らしいものでした。



s-2012南仏9

そしてこれが、キャンプ場の

s-2012南仏8

入り口。谷合、山側をずんずん走る上の幹線道路から大分下った処にあった。
このあたりすでに氷河で削られた地形をしているので、谷と言ってもとても幅広い。
バルザックの「谷間の百合」、この谷間とはこういうものだと昔、文学の先生が力説していたのを思い出す。
ここに限らず、仏の景色とは地球の丸みとそれに沿う丘陵のふくらみの感じがよくわかる。
あたかも母なる大地の嫋やかにながるる布地の上を、なかなか進めぬ羽虫のごとく進むのだ。

前回人生初のキャンプを道端でしましたが、これで初のキャンプ場もすなることに。
静かで広く眺めも良く、とてもよい場所でした。
料金はバイク一台人ひとりで確か12ユーロ程。ホテルに泊まることを思えばやはり激安です。
シャワーも水も使えて、冷蔵庫(共同)があるところもある。
電気は場所によりますが、追加料金でコンセントを貸してくれる感じ。

※シャワーもトイレも男女の別がないところが結構あります。思えばレストランやカフェでもそう。初めは面食らいますがじきに慣れる。女性用が並んでる時など、平気で入ってくることも。並んでて仕方ないのだから仕方ないです。見て見ぬふりするのがタブン一番親切。

私は日本でキャンプをしたことがないので、比較できないわけですが…
シャワーなんかはないのでは?と思ったり。
あるいはむしろ近所に温泉とかがあるのかも知れませんね。
こちらには温泉はなく残念ですが、キャンプ場はどこも広く良く手入れされていてなかなか快適な処です。
リタイヤした老夫婦とかがキャンピングカーでやってきて長々と滞在する、そういう場所。
何してるんだろう?と思って見てると、日がなイスに座って新聞とか読んでる。

この日は若者エリア(キャンピングカー用ではないエリア)には私ともう一カップルが居ただけ。
場所も選び放題でテントの設営も安心かつ落ち着いてできる。ただし風がすごく強かった。

s-DSCN4380.jpg
s-DSCN4381.jpg

夜は例によって完全に真っ暗になるので、テントが飛ぶのではないかと気が気でなかった。
やはり良いペグとハンマーが要りますね。
幸い飛びませんでしたが、設営中は飛びかかって苦労しました。
暗闇の中で万一テントが飛んだら、結構大ごとになるような気がします。

2012/08/24
無事に朝を迎え、さらに北上します。途中もう一泊して帰る予定。
距離にして600km強位なので一泊二日なら余裕でしょう。





グルノーブルの手前。最初は距離を稼ぐため高速で。
ちなみに音楽は個人的趣味です、走る時も聞くし動画にもつけたい。
ただし、音楽の好みとは人それぞれなので共感して貰いにくいジャンルでもある。
(でも超重低音で聞く感じ。)


ずっと高速では行かず、適当な処で下に降りる。(ほとんどない)大都会以外はどこも走りやすい。
だからスピードを出し過ぎなければ危険もあまり感じない。
動物がでる可能性もあるけれど、どちらかと言うとハリネズミなので危ないと言うかなんと言うか。
途中雨が降ってきた。それも土砂降り。でも目的地のすぐ手前だった。
ソーヌ川の沿岸だけれど、どうも川があると雨が降るような気がする。

s-DSCN4382.jpg

泥んこ。もう少し地面を選べば良かった気もするけれど、雨が酷くてその余裕がなかった。
あるいは、この向かいに展示用の小屋(アウトドア好きで田舎で余裕のある人が買う)があったのでとりあえず雨宿りしつつテントを設営したのでした。幸い雨はじきにやんだ。

ちなみにみょうなミラー構成になってますが、これは若気の至り的な何かです。
真後ろが見づらいのでハンドルバーエンドにつけてしばらく走ってた時期があった。
結局、視点の移動が大きすぎると判断してやめたのでした。
ミラーは今でももっと見やすくしたいと思ってますが、同時に私は後ろを見過ぎる傾向があると思っているので、あえてもう工夫はしないつもり。
(現在は純正砲弾型のレプリカを普通に左右使ってる。純正角型持ってますが、重くてカウルが割れそう。)

s-DSCN4384.jpg

2012/08/25
ソーヌ川沿いのキャンプ場でした。河川敷にあるような感じで細長い。
前夜の山間に比べればずっと都会だけれど、泊まってる人たちはまずまずいる。
とは言え、混雑しているなんていうのとは対極の静けさ。
バカンスの時期であるはずだけど、場所柄かも知れない。

s-DSCN4389.jpg

ライダー歓迎的な。ちなみにルレ(Relais)とはリレーのこと、つまり宿場のこと。
継ぎ場とでも言うか、昔は馬を乗り継いで旅をつづけたその場所をそう言う。
今は駅のキオスクもそんな名だし、日本ではある種の徒競走をリレーと言い、また電気回路のリレーも同じ語です。
母屋のレストランだけれど、閑古鳥が鳴いていた。
以下、サイトの様子。

s-DSCN4387.jpg
s-DSCN4388.jpg
s-DSCN4385.jpg

ちょっとした港湾地帯かのようなところ。
内陸なので大きな川沿い(あるいは運河)がこのように工業地帯になったりする。
フランスお得意の原子力発電もやはり各地の川沿いに存在する。
私はある種の港湾地帯フェチを長年患っているけれど、ここはどうだろう。
ちょっと中途半端なような気もする。
そんなことを思いつつ、女友達に二枚ほど絵葉書を出しておいた。
運河で工業地帯でとかあえて言わなければ、ワインの産地だし印象は良いだろう…

さて残り300㎞程、真っ直ぐではつまらないので寄り道して帰ろう。



真っ直ぐ北上するとある地点からはもう見慣れた郊外、それも走りにくく風景も悲しい、になるので思い切って東の方へ。
最後は東西に走るA4に乗ってしまえばいいだろう。
パリから日帰りで行ける処にはそれなりに行っているけれど、中世の街として知られてるプロヴァンには行ってない。
あまり詳しくは知らないのだけれど、道から見える(恐らく)ブロンズ葺きのドームは美しかった。
なんだろう、中世の甲冑を見るかのような。天気も回復して青い空の中、黒光りしてる。
これはもう一度見たいドームのひとつ。

ふらりと路地に入ってみると小さな町だ。本来は城壁とかもあるのだけど、それは見ず。

s-DSCN4390.jpg

石畳の角を曲がると古い寺が。

s-DSCN4392.jpg

好天の中あとは帰る。
記録はつけてなかったけれど、8日間で距離にしておよそ1800㎞程と思う。
雨に降られたのは一度だけで、その他は快調だった。
初のキャンプも成し遂げた。
まだまだ初心者の域を出ないけれど、とりあえず勝手はわかったし
なんでもやってみるのが大事と言い聞かせる。
なにせ本来はもっと遠くへ行きたいのだ。
マシンの調子も、いま思えば今一つ良くなかったのだけれど旅の空の下では気にならない。
(単に好調を知らなかっただけ、とも言う)
新たな出会いなんかなかったけれど、旧交も温めたし
なにより知らない道を走るのが好きなのだ。
(それ以外生きてる意味ってあるかしら。いや、あるはず…)

2013年も2014年も夏に出かけるけれど、今年2015は行かなかった。残念。
また行きたし。

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