Category
第二五八稿(これはパイプではない、喫煙銘柄2017年下半期まとめ)

今は過ぎたる2017年の下半期分の記録です。・第二二一稿(これはパイプではない、喫煙銘柄2016年上半期まとめ)・第二四〇稿(これはパイプではない、喫煙銘柄2016年下半期まとめ)・第二五五稿(これはパイプではない、喫煙銘柄2017年上半期まとめ)パイプスモーキングをはじめて丁度二年が経ったようです。生来物好きの私は、小さい癖に煙を吐く、小煙突としてのパイプ自体の魅力に打ちのめされ蒐集を始めるも、10本ほどでピタリ...
- 0
- 0
第二五五稿(これはパイプではない、喫煙銘柄2017年上半期まとめ)

2017年の上半期分の一覧です。・第二四〇稿(これはパイプではない、喫煙銘柄2016年下半期まとめ)一年半が過ぎて本人はだいぶん慣れてきたようにも思います。仏国の喫煙事情は、ニュートラルパッケージの導入以外には特に変わりなく、こういうの。これはフィリップ・モリスだが、他のも全部同じ。これはこれでミリタリー調で良い、という人もいるだろう。ちなみに売り上げは特に減ってはいないようだ。むしろ微増してるとルモンド...
- 2
- 0
第二五〇稿(シェラック変色部の修正、ステムの研磨・修正など)

どんぐりを光らせたいと子供が思うように(あるいは近年では泥団子か)パイプを光らせたかった私は、かつて耐熱(じゃない)クリアーを吹く等と言う暴挙に出ていましたが、その後随分大人になりました。定石通り、カルナバワックスとシェラックを使いまずまずの効果を得ていたように思います。スムーズの二本。シェラックはどうも熱で動くような印象があって、剥がしてカルナバにて磨いていたのだけれどその後これら小振りの二振り...
- 0
- 0
第二四九稿(Dunhill Red Bark LBS F/T 1973)

ヴィンセント・ギャロというミュージシャン・映画監督がいますが、彼の代表作「バッファロー'66」をある時年下の女性に(確かDVDを貸してくれつつ)勧められて軽い反発を覚えたことがあった。かっこよくてミュージシャンでさらに畑違いの映画まで?と思うわけだ。それも主演に監督に美術に音楽まで担当だって?私にはそれなりにマイナーな映画も数多く見ているという自負もあった。シネフィルなのだ。早い話がチャラそうだな、と思...
- 0
- 0
第二四八稿(ひとパイ、息抜き及び【Oil Curing】考察リンク)

帽子をかぶったワニがパイプを喫う漫画をみつけたので訳してみました。Pipe gazetteというサイトのブノワ・ドゥベケールさん(漫画家、デザイナー)の記事より。A la Pipe du Nord(北のパイプへ)というパリ市内のパイプ屋さんのために描いたものらしい。(掲載の許可は得ています。)「地獄的パイプ」― ウオーイエイ!旦那、あなたを証人にしましょう!!― おや、なんのですかな?ご友人よ。― これで三つ目ですよ、どうしようも...
- 0
- 0
第二四七稿(Dunhill Shell Briar LB F/T 1960、あるいはロシアより来たる向日葵のブロンズの種)

インターネットで買い物をするのは生来出不精の私にはまこと都合がよく、世にADSLが普及し始めた当初頃よりずっと愛用しているから早20年近くにもなる。各地から購入するのにも特に抵抗なく、また今まで特に問題がおきたこともないのだけれど、この度は多少心配になった。ロシアからやってくるのだ。地理的にはさほど遠いわけでもないのに(いや、内部が広大だからそんなこともないのか)、サント・ペテルブルグに到着したのを最後...
- 4
- 0
第二四六稿(ダンヒルその五およびその後・余談)

(持っていませんが)トヨタよりは日産の方が、(持ってませんが)ベンツよりはBMWの方が、新車よりは中古車が、ホンダ・ヤマハよりはスズキを愛し、英語よりは仏語の方が、と選んできた私が(それでもミーハーなのには変わりがない)あまり意識せずにいたダンヒルそれもヴィンテージものに乗り出して以来すっかり心を奪われてしまった。いわゆる中年になって好みが保守化したのかも知れない、と内心忸怩たる思いをしつつも見てる...
- 0
- 0
第二四五稿(ダンヒルvsMyth Destroyer、その四)

・第二三四稿(ダンヒルvsカステロ、その一)・第二三九稿(ダンヒルvsカステロ、その二/世界のダンヒル)・第二四一稿(ダンヒルvs○○、その参/Myth Destroyerの巻)・第二四二稿(Al Pasciaのダンヒル記事全訳その一)・第二四三稿(Al Pasciaのダンヒル記事全訳その二にして完)昨年末に入手した一本目のダンヒル。ダンヒルに関してはあまりに多くの人々が賞賛し蒐集し愛でパイプスモーキングにおいては確固たる地位をもった存在...
- 0
- 0
第二四三稿(Al Pasciaのダンヒル記事全訳その二にして完)

・第二四二稿(Al Pasciaのダンヒル記事全訳その一)イタリアはミラノの老舗Al Pasciaの特集内のダンヒルに関する記事の日本語訳の後半です。様々のモデルの紹介が続く。写真は本家ページを参照して頂ければ幸いです。※記事の権利はAl Pasciaさんに帰します。1930年(または1931年)には、ルートまたはルートブライヤーが登場した。「Root」という名は、卓越した杢目を持つ、滑らかでシンプルなライトブラウン仕上げの最も正統的な...
- 0
- 0
第二四二稿(Al Pasciaのダンヒル記事全訳その一)

Al Pasciaの特集ページMOMENTSのダンヒルに関する記事を自身の勉強を兼ねてざっと訳したものです。※記事の権利は原著者に帰します。翻訳は私です。ダンヒルパイプ狩りに出かけた折りにいくつかのパイプを失くしたプリンスオブウェールズは、誰か拾ったものがいないかどうか探そうとした。パイプの特徴はなんだったか。黒いステムの上部にインサートされていたホワイトスポットであった。1921年、ロンドンの新聞に掲載された告知で...
- 0
- 0
第二四一稿(ダンヒルvs○○、その参/Myth Destroyerの巻)

・第二三四稿(ダンヒルvsカステロ、その一)・第二三九稿(ダンヒルvsカステロ、その二/世界のダンヒル)正直を申せば、ダンヒルvsカステロ、このタイトルは失敗したと思っている所です。ぱっと目についた対立を取り上げたわけですが、色々調べれば調べる程データが足りないと思わずにいられない。それもそのはず、どちらも世界中に気合の入ったコレクターがごまんといますから身の程知らずにはあまりにも違いない。(これは売却...
- 0
- 0
第二四〇稿(これはパイプではない、喫煙銘柄2016年下半期まとめ)

・第二二一稿(これはパイプではない、喫煙銘柄2016年上半期まとめ)パイプ喫煙を初めてちょうど丸一年程が経ちました。かねてから興味は持っていたものの、特にきっかけもなく気づけば20年以上普通に紙巻を吸っていました。昨年の暮れに、義理の息子殿が小さなサン・クロードのパイプを咥えて里帰りしてきたのがきっかけ。元来物好き、またある程度は凝り性の私はここ数十年間のアンチ・タバコ運動※に嫌気がさしていた、というの...
- 0
- 0
第二三九稿(ダンヒルvsカステロ、その二/世界のダンヒル)

・第二三四稿(ダンヒルvsカステロ、その一)前回調子に乗って「ゴジラvsモスラ」的な二項対立にてぶち上げたものの(このようなやり方は確かに人目を引くしわかりやすい)実際にはなかなか実りある続きを書けるような気は果てしなくしなくなってきています。何しろ経験・知識共に足りないのだ。これでは、よくある頭でっかちに立派な序論を書いたは良いものの説得力のあるデータが足りずに、尻すぼみに終わってしまういかにもダメ...
- 0
- 0
第二三四稿(ダンヒルvsカステロ、その一)

英式と伊式とは何気に比較され易く、時にそのスタイルにおいて派閥を形成したりまですることがあるように思われます。車においても然り、ファッションに於いても然り。料理に関しては英式は完全に戦いを放棄し、その代り政治・金融に於いては無双しているの感があるけれど、その他の領域に関しても色々と比較の対象にはなるところ。オペラを持ってきても良いし、代わりにパンクやロックを論じてもいい。ニュートンとガリレイとを思...
- 2
- 0
第二三一稿(九月の雑感パイ談編2016)

2015年年の瀬よりはじめたパイプ趣味ですが、8か月を過ぎました。その間紙巻は一切吸わなくなり、もともと酒も飲まない真面目な私ですからすっかり「品行方正」な男になりかわりました。料理はするし皿洗いも厭わず、便所掃除もすれば植物に水遣りも欠かさない。LINEで作った家族用のアカウントでは、全員の発言を日仏双方に翻訳し今までの親不孝・家族不孝のフラフラ馬鹿息子、バイクに乗っていつの間にかいなくなり連絡ひとつ寄...
- 2
- 0
第二二八稿(パイプの吸い方について、【指パカ】良きスタイルとは【パカ】)

かつてであれば恰好良い先輩を真似する、あるいは映画をせっせと見て憧れの俳優を模倣する、というのが常套手段でした。スタイルを作ろうと思うならすべてはコピーから始まる。これは決して悪いことでもなんでもなく、文化全てに言えることです。真似をしてなぞり一生懸命コピーをし続けることによっていつかそれなりのものになっていく。文芸であれ音楽であれ、いつでも古典から学び真似をしあい、いずれ昇華していく。時にそれで...
- 4
- 0
第二二六稿(Butz-Choquinの読み方と喫煙「技術」について)

こんなものを見つけたので。「Butz-Choquinによるパイプ喫煙術。」決してアルコールで「事前ブレイクイン」をしてはいけません。アルコールはチャンバーを劣化または駄目にしてしまいます。あなたのパイプの寿命を短くしてしまいます。最初の10回は軽めに詰めた煙草を半分ほどにします。その後少しずつ量を増やしチャンバー全体にカーボンが付くようにします。煙草全体に均一に火が付くよう注意しながら、小さな火で点火します。時...
- 0
- 0
第二二五稿(カステロにシェラックを塗付)

先日(うっかり八兵衛的に)入手したカステロのシーロックですが、エステイトということで多少難がありました。シャンクのステム際が少し剥げている。大した損傷ではないですが、本人的には気になります。端の部分だから傷みやすいのはわかる。わかるが故に尚更気になるというような印象です。もしこれが新品時より自分が使いこんでこうなったのなら気にならないかも知れません。むしろ逆に気に入るかもしれない。これはバイクのパ...
- 2
- 0
第二二三稿(カステロ シーロック KK スクエア・パネル)

ポンド急落の知らせを聞いていたら、かねてからチェックをしていたエステイト屋さんのカステロが売れていた。そんなつもりじゃなかったのにおかしい。どうも気絶している間にポチッたらしい。不思議なこともあるものだ。ともあれ、海を渡ってやってきてしまった。土日を挟んでましたが、すぐに届いた。箱付きで新品同様と記載があったけれど、箱自体は多少くたびれてる。梱包は非常に丁寧。おまけもついてる。飴ちゃんとピーターソ...
- 0
- 0
第二二一稿(これはパイプではない、喫煙銘柄2016年上半期まとめ)

私は歴半年に過ぎない一知半解の徒ですし、ワインも飲まずグルメでもなく、むしろその方が男らしい!なんてバンカラよろしく思っているくらいですから、奥深い嗜好品のレビューなどはできません。そもそも一つの銘柄にしてもその時々で感じ方が異なりますし、体調や詰め方やどの道具か等に従って様々に変化しますので、評価も一定しないのが現状。ただ、これはあくまで私見ですが、パイプをする人達はモノを読んだり書いたりするの...
- 0
- 0