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第二五七稿(ビリヤードの話、これは【文字通り】パイプではない)

ハスラー2※が大流行した世代で(80年代)、当時はバブルが弾ける前だったからかタケノコのように各地にプールバーなるものが林立していた。ワンレンでボディコンとかのお姉さん達が本当にいて、ぶかぶかのソフトスーツを着てカクテルなんかを飲みながら遊ぶ人々が実際に存在していた頃の話だ。※原タイトルは「The Color of Money」、監督はマーチン・スコセッシ。元ネタとして「ハスラー」、監督は特に有名でもないがポール・ニュ...
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第二四四稿(2017年新年ご挨拶)

ついに2017年になってしまいました。スナップチャットで遊ぶ正月の我が家の人。(誰がやってもかわいく誤魔化しがきくので)世界的に女子には人気のアプリだ。2017年。つらつらと過去のことを思い出してみると、十年前は長野県(か東京)にいたような気がする。南アルプスの山間部でとある研修所にてなにやらゴソゴソやっていた。いかにも山国という感じで冬は雪がちゃんとつもり雪山の景色は寂寥としつつもうつくしかった。電車の...
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第二三五稿(2016秋、逆帰国後雑感)

もう先週の事になりますが、逆帰国しました。この度は、10月の中旬から11月の5日までおよそ一か月弱に渡っての里帰りでしたが前半はいくつか所用があり移動が多く、後半もジャパン・レールパスというJRの乗り放題切符を駆使して各地を訪問したので、本来の私の好みからは大きく外れるもののそれには目をつぶりとにかく新幹線に乗って駅弁を食べまくる、という事態になったのでした。飛行機を合わせて公共交通機関にてかなりの距...
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第二二九稿(八月の雑感2016)

近々の状況など。九月十月と続けて研究発表の機会があるので、その準備をしているのだけど途端に脳のリソースを食われてすっかり更新が途絶えてしまうという体たらく。その割に準備が着々と進むかと言えば、むしろ相変わらず遅々として頭を抱えるばかりでつくづく余裕のないことだと思う次第。日頃、さまざまに思うことはあってひとたび口を開けばうるさ型の私なのに少し負荷をかけるだけでてきめんにだんまりになってしまうのも情...
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第二二〇稿(日々の泡沫、とある土曜日孫ができると知らさるる)

先日のこと、義理の娘カップルがやってきた。丸いハンペンみたいのは大根もち。台湾のスペシャリテだ。中央に仏頭が鎮座するのがエキゾチック。初めは変だなあ、と思っていたのだけど慣れたし、別にブッダも嫌がらないだろう。こうして「聖☆おにいさん」の世界が普通に現出する。そして付け加えるならば、確かにここにマホメッドさんは混じりにくい。兄弟喧嘩が長く激しすぎたから。とても残念なことだとは思う。あるいは、いつの...
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第二一八稿(セーヌ川氾濫の恐れ、ノアの箱舟とイスに思う)

日本では梅雨に入ったらしいですが、こちらではようやく雨がやみました。とにかく二週間ばかりひたすら降り続いて、私もこんなのは初めて見たし奥さんもそれは同じようだった。珍しさもありましたが始終空は暗く気分はなんとなくすっきりしなかった。バイクに乗りたい!と思いつつも、むしろ箱舟を作った方が良いのではなかろうかと自問したり。住まいが川の傍にあるので(それも二つの川)、その様子も見に行かねばと再度徒歩で出...
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第二一七稿(2016年、雨のフレンチオープン日仏対決:錦織圭 vs R・ガスケ―)

ニシコリ君が負けてしまいました。私はあまりスポーツ観戦が好きではないのですが、正確に言うとサッカー観戦が好きではない。特にワールドカップの際はナショナリズム満開でマッチョ過ぎるし、国内リーグだとしても贔屓のチームに肩入れし過ぎてあたかも代理戦争の様相の如し、勝つのが当たり前で負けたら戦犯扱い、なんてハゲすぎる。そんなに勝ちたいのなら、自分でやればいい。でもその為にはいつでも負けるリスクを受け入れな...
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第一八九稿(サーカス物語)

世界的な寒波ですが、それでも日によっては10度位もあって(今現在午後四時、気温8度)今年の冬は暖かいような気がしないでもない。でもまだ二月だから、例年いつもそんなことを言っていてもまた急に冷えたりして雪が降ったりするのかも知れない。風邪を引いてしまったので、暖かいのは助かる。ちなみに風邪を引いて熱が出ると、真っ裸にひん剥かれて放置されます。もちろん私はそんなの耐えられないので、日本式に布団にくるまっ...
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第一八二稿(トム少佐は黒い星/ブラックスターに)
すでに言われ(賞賛)され尽されていると思いますが。個人的に彼が他のアーティストと比べて優れているのは、見た目・スタイルの変化以上にその作品に通底するストーリーあるいは世界観を構築してきた事だと思います。良く言えば哲学的、言い換えると煙に巻く感じ。音楽家として優れており、また容姿が特異であるがゆえになりえた一種のトリックスターでしょう。加えて詩的インスピレーションが豊富だった。70年代、アポロ計画を背...
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第一七九稿(2016)

恭賀新年。2016年。皇紀2676年。ヒジュラ暦1437年。つたない物書きですが、今年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。例によってどこにでもでかけません。セキリュティがどうとかも特に関係なく。近所で花火が多少あったけれど、規模の小さいものでした。いずれにしても寝正月が基本。お寿司を食べたりのんびりしている。おスシはどこでも売っているけれど値段は高め。味は良かったりいまいちだったり。マグロよりも鮭が普通で、...
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第一七一稿(墓場鬼太郎のんのん婆)
あの人だけは妖怪になってあと50年くらいは余裕でお元気なんだろうと思ってました。ご冥福をお祈りしします、が残念で恨みがましい気にもならなくもない。勝手に置いて行かないでほしいですね。でも鬼太郎をはじめ沢山の仲間を残してくれたのだから、それはありがたいことでした。初期の「墓場鬼太郎」、昭和の怪奇少年漫画の風には圧倒されましたが、(多くの人がなんとなく信じていたように)目玉オヤジが鬼太郎の前髪にて隠れて...
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第一六二稿(帯状疱疹経過)

帯状疱疹の経過。帯状疱疹なんてかからなければ別に、と思う所ですが水ぼうそうのウィルス自体は身近なものですから、私をはじめリターンライダーの諸氏は実は他人事でもありません。若い方もどうせ2-30年後には同じ状況ですので、あらかじめ知っておくとなにかと助かるかも。抗ウィルス処置をするわけですが、現在のところウィルス増殖抑制効果しかないので、早期に診断して投薬を開始しないとなりません。つまり一度再活性化した...
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第一六〇稿(病状・帯状疱疹)
帯状疱疹にかかってしまいました。子供の頃に罹った水ぼうそうのウィルスは体内に残っているものなのだけど、それが免疫力の低下などによって再活性化するのが帯状疱疹なのだから、かかってしまう、と言うよりは(ああついに)なってしまった、と言う方が表現としては正確かもしれない。※帯状疱疹(たいじょうほうしん、英: Herpes zoster, Zoster)とは、水痘・帯状疱疹ウイルス(英: Varicella-zoster virus)によって引き起こさ...
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第一四七稿(パリの日本庭園、アルベール・カーン)

日本に帰国していません。していませんが日本庭園へ。先月末のことになりますが、お庭があることを知って訪れた。寡聞にしてまったく知りませんでしたが、おそらく知っている人の方が少ないでしょう、ざっと100年ほど前にとある銀行家がつくったものらしい。アルベール・カン(Albert Kahn)1860-1940日本とそれなりに繋がりのあったいわば要人ですから、かつてはもっと知れられていたのではと思います。(あるいは私だけがとりわ...
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第一四五稿(日本語の勉強)

日本語の勉強を始めました。まさに小学生なみのエクリチュール。なんとなく胸がヒキツル感じ。ちなみに旅行用のは今の所あまり役には立たない。(わたくしの奥さんが)。なぜ今までやらなかったかと言えば、大変だとわかっていたから。本人は、教えてくれと言っていましたし、時々は日本語をしゃべってくれれば良いのにとも言っていた。でも全然やらなかったのは、大変すぎるのがわかっていたから。あまりやったことがない人々に限...
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第一三五稿(来た見た帰った、Windows10。即撤退か。)
何をどう考えたのか、あるいは何気にしっかりラテン気質の妻がさっさとアップデートしていたからか(特にPCに強いわけでもないのに)、ついつられて(あるいはそのサポートをするために)ウィンドウズ10にしてしまいました。まあ最初は細かな不都合とかあるだろうけど、8よりは良いだろう、位の軽い気持ちもあった。やっぱり8が嫌すぎた、というのもあると思います。ちなみに私の超個人的な好み、あるいは限られた経験から言うと、...
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第一三〇稿(2015年7月、ジャパンエキスポ)

※前稿に追記の予定でしたが、写真が複数枚あるので改めます。※カメラの設定が知らぬ間に動いていて、写真の質は今一つです。が雰囲気が伝わればと掲載。2015年7月5日(日)、フランスはパリ郊外、北東へおよそ20㎞ほど、シャルルドゴール空港の隣駅、パリ北ヴィルパントにて開催されていたジャパン・エキスポへ行ってきました。なんと第16インパクト(回目)。70年代からあるコミケ、来場者数59万とかに比べればまったくもって大人...
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第一二九稿(ジャパン・エキスポ2015、これから追記予定)

明日はジャパン・エキスポ(第16回)に行ってきます。記事は明日か明後日に追記更新します。写真は昨年のもの。昨年初めて行ってきましたが、噂通り大盛況でした。場所はパリ北西、シャルルドゴール空港の隣の駅。空港からは近いけれど市内からはちょいと遠い。今年は熱波の影響が多大なようです。おそらく会場の空調もまるで期待できないのでしょう。実際ここ数日本当に暑くて困りました。一般家庭にクーラーなんてないですからね...
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第一二五稿(モネとサンリオと私)

前回、印象派のモネの田舎家の話をちらりとしましたが、確かに浮世絵が飾ってある。それも所狭しと飾ってある。ジャポニズムと言うのは、いわゆる西洋社会の中でオルタナティブなものを求める人達にとって、割合いつでも一定の需要があるわけですが、逆に言えばそれが唯一無二のものであるわけでもない。アフリカ風とかオリエンタル風とか中国趣味とかマヤ・アステカ風とか―、その中にあって一定の地位を確保している。そこでこち...
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第一二二稿(逆帰国・ごあいさつ)

逆帰国しました。運転免許の更新をしたり、大使館へ行ったり区役所に行ったり、さらには京都行ったり奈良行ったり老眼鏡を買ったりで、何気にタイトに駆けずり回りな一時帰国でした。前回帰ったのが2012年、その前が2010年。ニューシネマ・パラダイスのトトのように、一度故郷を離れたら何十年も、というわけではちっともないのだけれど、やはりそれなりに変化が目につきました。人々が年老いていくのが、時間があくだけにむしろは...
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